2017.8.25
商工会青年部で教えてもらったこと
株式会社 大社木工の代表取締役に就任してから、約2年半が過ぎました。
今日は、小規模事業所の代表の仕事について書いてみます。
少し前までは製造業でいえば、300人以下の会社は全て中小企業でひとくくりに
されていましたが、小規模事業者という言葉が一般の言葉として認知され、
今では、20人以下の会社(製造業)を小規模業者と言われるようになりました。
大社木工も役員2名従業員2名パート2名の小規模事業所です。
小規模事業所の代表は、当然「社長でございます」では経営はなりたちません。
代表の仕事は、
日々の経営の方向性を決めること
財務状況を分析する、財務部長としての仕事
現場を統括する工場長としての仕事
自ら仕事を取ってくる営業部長としての仕事
と多岐にわたります。
その中でも、最も重要な仕事の一つに会社全体を統率することがあります。
35歳くらいまでは、組織のトップに立った者は全体を率いて引っ張っていかないといけないと思っていました。
でも、それだけじゃないと教えられました。
そのことを教えてくれたのは「商工会青年部」という組織でした。
24歳で入部し、いまでも所属している組織ですが、
世間一般では、お祭りをする組織、飲み会をする組織だと思われています。
そこを否定はしませんが、それだけではなく、多くの人と関わることで気づきを得られる組織です。
このことを語りだすと何時間もかかるので今回はそこには触れません。
商工会青年部の活動は楽しいこと、嬉しいことたくさんありました。
でも、同じくらい辛いこと、悔しいこと、腹立たしかったこともたくさんありました。
そして、自分にとってプラスとなったこともたくさんありました。
活動を通して、今の自分に最も役に立っていることは
自分自身がどんな人間なのかを教えてもらったことです。
私は組織のトップにたち人を引っ張っていく能力はそんなに高くありません。
しかし、誰かの右腕になり支えていく能力は高いようです。
多くの人と関わり、気づき、教えられました。
自分のことって分かっているようで、ある意味一番分かってないのは自分なんですよね。
自社でも、会社を引っ張っていくのではなく、
大社木工で働く全ての人の右腕となり働きやすい環境をつくることこそが
代表としての最も大切な仕事と考えています。
そして経営理念にもあるように「働く人たちの幸せ」に貢献できればいいなぁ
と常々思ってます。